「ドラクエはオレが鍛えた。」
JRPGの元祖。
かつてヒトは「数値」と「データ」に「カラダ」と「ジンセイ」を与えていました。いにしえのエネルギーである“想像力”という神通力によって。
しかしながら、
全ての人々がそんなチカラを有しているわけではありませんでした。
限られた人たちにしか出来ないことだったのです。
かつてひとりの「忘れられた勇者」がいました。
勇者は彼らに「キャラクター」と「ドラマ性」を与えました。
熾烈なチカラを使い果たした代償として彼の功績はもう忘れられ、彼自身すら忘れられています。
でも忘れてはいけません。
この勇者によって「名も無き戦士たちの時代」はおわっていったのです。
めでたしめでたし。
「夢幻の心臓」って何?
「ドラクエの先輩。」
でしょうね。下の世代からはむしろ「先輩面をしている」とも目される。上の世代からはあるいは「いやドラクエがパクったんだろ」みたいな事を言われる。
兄弟分ということにしときましょうや。
どちらもその世代に慕われる名作なんですから。
でもドラクエが上でしょうね。
参考・「一部抜粋版/ロールプレイングゲームサイド Vol.1 著者: ゲームサイド編集部」グーグルブックス
参考・「勇者の塔 - FLOOR 20 『夢幻の心臓II』」レトロゲームの塔 さま
参考・「勇者の塔 - FLOOR 53 『夢幻の心臓III』 (前編)」レトロゲームの塔 さま
名作トピック
「夢幻の心臓」か。「ドラクエ」か。
ウルティマ風のフィールドマップ。
ウィザードリィ風のバトル。
そして数々のギミック。
それらが後に産まれる「ドラクエ」に多大なる影響を与えているのではないか?、というかむしろパクってるんじゃないか?という。
止しましょうや皆さん。
同じRPGの系譜、受け継ぎ受け継がれていくものじゃあありませんか。
そう蒸し返されると言いたくなる。
「かつての国産三大RPG」
「ドラゴンスレイヤー」「夢幻の心臓」「ハイドライド」というわけである。
人呼んで“ウルティマ譲りな夢幻の心臓”!!
※イメージです
売上
(*´∀`*)
へへっ
参照「うぃきぺでぃあ」
歴代タイトル
- 夢幻の心臓シリーズ
- かつての国産RPG代表。ドラクエに先駆けてウルティマとウィザードリィのいいとこ取りをし、各キャラクターとのドラマ性のある展開を用いた先導力は「JRPGの元祖」と目されている。
- 「夢幻の心臓」
- 「夢幻の心臓2」
- 「夢幻の心臓3」
ウルティマの遺伝子
夢幻の心臓
ストーリー/クソな世界め!!
死に際の男は最後に思った。
「この世のクソめ!神のクソめ!」
まあわからなくもない。
が、
神は赦さず彼を天国とも地獄ともしれない「夢幻界」へと放置してしまった。
当然のことながらこんなことをされた人間はさらなる憎悪を燃え上がらせることだろう。
彼は「夢幻の心臓」をみつけて再度この世にリベンジするために戦う!!
神みずから争いの炎を燃え上がらせるクソな世界を生きろ!!
「夢幻の心臓の世論と評価」
かつての勇者登場!
夢幻の心臓Ⅱ
ストーリー/オレが戻りたいのはクソな世界だっての。
彼は見事に生還した。
が、生き返ったと思った世界は「暗黒界」だと言うではないか?
まったくどこだそこは?
どういう状況の中にいるんだオレは?
彼は元の世界になんとしても戻って再挑戦するために、この世界の親玉をぶっ倒しに向かうのだった。
「#夢幻の心臓2の名作っぷり」でツイートしてもいいよ
忘れられたドラクエの兄貴分「夢幻の心臓」のシナリオは現代でも通用するね。
https://t.co/iPS86HGAxm #夢幻の心臓2の名作っぷり #名作RPG伝— フライングニートマン・ムラクモ (@murakumo25) 2017年7月25日
「思い出」「すごさ」「おもしろさ」なんでも。フライングニートマンから絡まれることあるのでお気をつけ。たぶん。
「夢幻の心臓2の世論と評価」
ノベル「夢幻の心臓」
「夢幻の心臓2」の完成度は非常に高かったという。故にこういったクロスメディア化も組まれたのでしょうな。
嗚呼、愛しきクソな世界よ。
夢幻の心臓Ⅲ
ついに戻れたと思ったらそこは数十億年後だった。
やっぱりこの世はクソだな。
「夢幻の心臓3の世論と評価」
名キャラ列伝
アマゾネスさん
大体アマゾネスさんを探しておけば女子キャラをラインナップできるとあって、いつからか真っ先にアマゾネスさんを探している自分がいる。そんなレトロRPG行脚の日々。
いま「夢幻の心臓」を楽しむならおすすめはどれから?
参考・「夢幻の心臓」レトロゲーム総合配信サイト、プロジェクトEGG さま
へGO!!!!GOーGOGOー!!!!
まとめ
ドラマ性のJRPG
このタイトルの功績は単に、
ウルティマとウィザードリィの「いいとこ取り」をドラクエに先駆けて行った名作。
と言うだけにとどまらない。
そこにはキャラクターたちがいた。
ドラマが有った。
まぎれもない『JRPG(ジャパニーズロールプレイングゲーム)』やないか。
まず、
たしかにこのタイトルのシナリオをみていると「この時代のストーリーにありがちな、ただ退治するだけ」みたいな単調さがない。
世界と神を恨んで、
その憎悪の中で、
死後の世界とも言えないようなナゾのセカイを這い回る。
※実際どうだか知らないけど。このブログではなんだかそういったシナリオになってるけれど。
いわゆる「何事かを考えさせられるストーリー」だろう。
そしてキャラクターにおいても他とは違う。
例えばウィザードリィでの仲間とは「自分の想像力でつくりだすものだった」だろう。
ドラクエⅢのルイーダ酒場組と同じで、「ユニットとして入れ替わり立ち代わり」存在するのみで、
話さないし、
個人の背景もないし、
シナリオもない。
あくまでも自分とともに戦うことで、自分自身がそれを仲間として想像し、創造する。
夢幻の心臓においても、「傭兵」を連れて行くまでは同様らしい。
金が払えなくなるといなくなる汎用キャラの傭兵たち。
長く戦っていると仲間になるらしい。
その名も“邪悪な魔神の存在に憤る”ユージン。
黄金期のRPGをひとつでもやっていればキャラクターが居るのなんてあたりまえなわけなんだけど、
「当時はこれが異質なことだった」
って話は貴重な経験になると思うね。
「ゲーム」と「ドラマ」の境界線はここより踏み越えられ、
今日では踏み越えられすぎている。