このクソムシどもめクソムシと言ってみろクソムシが!!!!
はっ!自分はクソムシであります!!!!
「フロントミッション」って何?
「クソムシたちのドラマ」
ドラマは会議室で起きてるんじゃない!
最前線で起きてるんだ!
あと「人型機動兵機ヴァンツァー」と兵器の見本市とよばれた超激戦の「ハフマン島」で起きてる。
名作トピック
「1」→「4」→「2」→「3」=「5」のドラマ
実際にはさらに外伝の存在などもあって広がるが、これが本シリーズの「時系列」になるみたい。「このナンバリングに比例しない序列」に「ドラマ性の高さ」をみることができよう。5はこれらの全年代を駆け抜ける兵士視点でもあるというから斬新。
「陰謀」のドラマ
とにもかくにも陰謀が渦巻いている戦争のドラマが描かれる。
「メカ」のロマン
人型機動兵器「ヴァンツァー」(ヴァンダー・パンツァー、旧称ヴァンドルング・パンツァー)のカスタマイズがゲームとしての楽しみどころでもある。
メカとドラマの両刀でもって、
王道うずまくRPG黄金時代に強襲揚陸作戦を開始したのがフロントミッションである。
天野喜孝によるイメージイラスト
スクウェア・フラグシップタイトルと言っていいFFの天野喜孝を使うわけだから宣伝はバッチシ行われただろうけど。スクウェアのタイトルだし。
クソ虫
イエス!アイマム!!!!!
参考・「フロントミッションシリーズ」ゲームカタログ@Wiki さま
売上
フロントミッション | - | 95年/SFC |
フロントミッション2 | - | 97年/PS |
フロントミッション3 | 約30万本 | 99年/PS |
フロントミッション4 | - | 03年/PS2 |
フロントミッション5 | 約20万本 | 05年/PS2 |
フロントミッション エボルヴ | - | 10年/PS3 |
レフトアライヴ | - | 19年/PS4 |
※国内売上本数/参照「各フロントミッション」Wikipedia
歴代タイトル
- フロントミッションシリーズ
- 「メカロマン」と「重厚なウォー・ドラマティックストーリー」をひっさげてRPG市場に乗り込んできた名作シリーズ。それまで軍事モノのシミュレーションゲームはあれど、「人間と戦争をテーマに高いドラマ性を発揮した新機軸スタイル」として高い評価を得たみたい。
- 「フロントミッション1」
- 「フロントミッション2」
- 「フロントミッション3」
- 「フロントミッション4」
- 「フロントミッション5」
- 「その他の戦場「携帯アプリ版」など」
最前線のドラマ
FRONT MISSION(フロントミッション)
ゲーム情報
「鬱シナリオ」と「メカロマン」と「戦争」と。
さあさあ「RPG黄金時代といえば王道中世勇者ファンタジー」という中で誕生した「ゴリゴリのミリタリーRPG」がフロントミッション。
鉄と血と答えのないストーリー。
喜びのない結末。
助からない人々。
救われないヒロイン。
我々は一生考え続けていかなければいかないのだ。
解答用紙に書いてみたところで答えなんかないし、
点だって取れやしないけれど。
あと「メカ兵器を操ってコマ動かしバトル」をするんだぞこのゲームは!
【外伝】「FRONT MISSION SERIES GUN HAZARD」(フロントミッションシリーズ ガンハザード)
横スクロールアクション版!
「コマ動かしで戦うシミュレーションRPG」として始まった第一作の誕生から早くもスタイルチェンジをする意欲の高さを見せた一作か。
アクションの評価は非常に高く、というかもう「重装機兵ヴァルケン」にしか見えないらしい。
「重装機兵ヴァルケン」にしか見えないとかどんだけだよ。
「重装機兵ヴァルケン」ではないのに。
最前線、ふたたび炎上す。
FRONT MISSION2(フロントミッション2)
ゲーム情報
フルポリゴンによる3Dのメカロマン。
FF7時代に世界を驚倒させたフルポリゴン3Dによる大作を打ち出したスクウェアであれば、やはり「メカなら尚更3D」とばかりに最新技術を投入。
※ただその過渡期のためか「ロード時間が鬼長」ということで残念がられている。後のリメイク版などでは修復済みとか。
そして「末弥純」によるキャラクター画。
もともと同作のイメージイラストは「天野喜孝」であるところを、
「末弥純」である。
方やFFやアルスラーン戦記に代表される「妖しくも豪華絢爛たる圧倒的印象派デザイン」を操る鬼才・天野喜孝!方や日本版ウィザードリィのイラストを手がけ「荘厳な中世ファンタジー画の象徴」とまで称される末弥純!
「渋い」ところから「渋い」ところへバトンタッチされた意味とは。
【外伝】「FRONT MISSION ALTERNATIVE」(フロントミッション オルタナティヴ)
「リアルの局地戦」というマッドマニアックなゲームか。
毎回毎回チャレンジ精神旺盛な本シリーズでありますが「リアルタイムストラテジー」スタイルにしてみた模様。
これは「自分も敵も同時に動く」というスタイルで、
同じスクウェアなら「半熟英雄」があるけれど基本的には「国盗りシュミレーションゲーム」などで多用される。じゃあ国取り的な内政外交などもやっていくのかと思ったらそうでもなく、
「敵との距離測定やらで接敵行動の緊張感を愉しむガチガチのミリタリーシミュレーションバトル」だった。
物語の時系列はこのオルタナティヴが最も古い設定になるみたいだ。
人類は何も学ばない。
FRONT MISSION3(フロントミッション3)
ゲーム情報
「ダブルフィーチャー・シナリオ」でさらに深みを!
ただでさえ「大人の苦味愉しむ」みたいにブラックコーヒー的面白さを追求する本作が「マルチシナリオを搭載」したとあっては常人ならもう頭がパンクするだろう。
だがそれがいい。
そんな前田慶次ばりな感嘆評を送らせていただきたく思います。
やっぱりRPG、とりわけ日本のRPGといえばドラマ性だ。
それが竜を倒しお姫様を取り戻すだけの物語しかないというのは問題なのだから。
しかし!!!!
スクウェアも何かの「陰謀」に巻き込まれたのか、
フロントミッションの次作リリースは少しの間「待ちぼうけ」を食ってしまう。
とんでもない制作費をつぎ込んですっ転んだ「FF映画」の陰謀に巻き込まれたのでありましょうか?
素で自滅。
FRONT MISSION HISTORY(フロントミッション ヒストリー)
しかしようやくの新作に合わせて3部作がリリース。
2での致命的弱点であった「ロード時間短縮モード」を搭載し、間が空いてしまったことの弊害を埋め合わせるべく「前三作をすぐにでもお楽しみいただいてフロントミッションを思い出してもらう」作品。
そしてついにあのドラマが帰ってくる。
陰謀のドラマが……!!!!
2人の主人公、2つの場所、2つの事件、2つの運命、1つの真実。
FRONT MISSION4(フロントミッション4)
ゲーム情報
全編「英語ヴォイス」搭載。
この頃から「3Dグラフィックとボイス全盛」となっていたゲーム業界。(いやすでに使われていたけどもまあまあね)
アメリカ軍映画好きのノリからか、このゲームでは全編英語ヴォイスが堪能できるとか。
しかし日本人の我々にはサッパリサッパリなものだったらしい。
そらそうや。
いや英語の勉強にもなるってこそらそうや。
雰囲気的なことで流れているんだろうけれども、どうせ理解できないなら作中らしくフランス語やポルトガル&イスパ二ア語でも良かったんではないか。詳しいところは知らないけれども。
これは、戦いの歴史を駆け抜けた一人のクソ虫の物語
FRONT MISSION5 Scars of the War(フロントミッション5 スカーズオブザウォー)
ゲーム情報
全国のクソムシどもへ。
「フロントミッションの主要時代をすべて駆け抜ける一人の兵士視点」でもって大河ドラマを繰り広げるシリーズ最高傑作(かもしれない)な渾身の一作。
そして名言「クソムシ」語録の数々。
ここではクソムシだけが正義なのだ。我らがアイドルにして上官であるリンちゃんのためだけに存在するクソムシなのだ我々の存在意義とはまったくのところ。
その他の戦場
フロントミッション 2089
携帯電話の中の戦場(陰謀アリ)
3から空いた4が出るタイミングにてフロントミッションを宣伝する手段の一つなのか、携帯アプリでリリースされたという。
この時期のファミ通でしきりに見たなこれ。
スクエニコーナーでFF並みにでていた記憶が残っているけれど。ゆえにフロントミッションというシリーズの存在を知っていたね。
FRONT MISSION 2089 ボーダー・オブ・マッドネス
外伝ではあるが「フロントミッションの世界観と劇中時代を同じくする」ので必見らしい。
つまり「第二次ハフマン紛争」中の出来事。
「2089シリーズ」は携帯アプリなのでもう出来ないが、
DS版に移植されたとあっていつでもプレイできるぞやったね。
フロントミッション 2089-II
2も出ていたらしい。
フロントミッション ONLINE(オンライン)
ハフマン紛争において両陣営に別れたプレイヤーによるドンパチが激しいオンライン版。つまり「第二次ハフマン紛争」中の出来事。
結局このゲームは
「ハフマン島を巡った陰謀ゲー」
ということなんだね要約すると。
ぜんぜん違うかも。
フロントミッション EVOLVED(エボルヴ)
アーマードコア化。
つまり単純に「ロボアクションゲーム」化。
※「アーマード・コア」…メカアクションの雄であり、パーツをカスタマイズすることで多彩なオリジナルメカ兵器を産み出し乗り回すことができる。そのマブさから中学生たちを大量に呼び込むもクリアまでは至れない難易度を持ったガチゲー。しかし沢山カスタマイズして満足はしている。
とはいえ、
「アーマード・コアほどのコアさもなかった印象」か。
フロントミッションのここが楽しい!
・フロントミッションエボルヴ以外の全て
・太田垣康男原作のコミカライズが最高
・コミカライズの楽園の果実編のフロスト小隊戦が特に素晴らしいフロントミッションのここがダメ
・フロントミッションエボルヴ
・フロントミッションエボルヴ
・フロント— 木下なろ (@naro3) 2017年7月27日
これからやりました。
ファミ通で見ていたときから知っていたシリーズだったものだから「アレこんな感じだったっけ?」と。「あれフロントミッションってこんな感じだったっけ?」と。その後にちゃんとリン上官にクソ虫呼ばわりされてきたけど。
LEFT ALIVE(レフトアライブ)
これはフロントミッションなのか?
今度はメタルギアやん
名キャラ列伝
リン・ウェンライト
特殊機甲分遣隊バーゲスト、第11特殊機甲強襲連隊ストライクワイバーンズに所属した超絶エリート女性士官で我々クソ虫のことをクソ虫と罵ってくださる上官。
イエス!アイマム!!!!
そしてとにかくツンデレデレデレラ嬢。
武村和輝
「血の繋がらない妹への執着が尋常ではない※」横須賀のテストパイロットヒーロー。
※Amazonレビュアーさん評
とても情熱的なアプローチで持って血の繋がらない妹への感情を爆発させたその行動力が、ともすればこのフロントミッション3を「ヒーロー物にしてしまった」と嘆かせる要因にもなっている。
ま、血の繋がらない妹を得てしまったことで変わってしまったんだよきっと。
※動画内でのホモ扱いが激しいがこれでホモのお方なら非常な特殊性癖の持ち主ということになる。かまいやしないけれど。
当ブログは自由なジェンダーとそれぞれの愛の形を尊重します。
ドリスコル(ザーフトラ共和国)
RPG史上に名を残す名ヒール。
とのことである。フロントミッション1に登場。幻水2のルカ・ブライトや桃伝のカルラのごとく悪役であっても超人気を誇るキャラクターという者がおりますけれどドリスコルもその列席に名を連ねるみたいでございます。
彼が駆る漆黒の乗機「レイブン」も大人気とのこと。
クソムシツンデレラ嬢とシスホモ兄貴さまの次では影が薄くなってしまうことに申しわけございません。
いま「フロントミッション」を楽しむならおすすめはどれから?
ゲームアーカイブスの「フロントミッション1ST」~3まで!
※これは携帯機であるニンテンドーDS版
★プレステのダウンロードコンテンツである「ゲームアーカイブス」にて絶賛プレイ可能であるのがこのシリーズたち。ゲーム機は「PS3」が必要である。
1だけはニンテンドーDSからも出ているし、その他もプレステ1と2があればプレステ版を全プレイ可能かな。(2はアーカイブ版が全力推奨されているぞロード時間超短縮のために)
4と5はアーカイブスには無いようなので(2017年現在)プレステ2を買う必要があるのか。最新のPS4でまるっと全部できないというのが厳しいところですな。
本体に付けろとはいわないけど「後付けパック」みたいなモノでできないのだろうかな。
まとめ
スクウェアとエニックスとドラマとストーリーとRPG
やはりスクウェア・エニックスである。
すでに「前にも記述していた」けれど、
スクエニのタイトルだけRPGの“シナリオの格”が違う。
いや幻水やポポロなんかもあるけれどね。そこは黄金期の名作とよばれるタイトルには凄いものがあるんだけどさ。
しかし大体は「単純に悪を倒す」お話が多い。
べつにそれが悪いわけではないし、RPGとはいえゲームである以上はシナリオも従属的なものであって、つまり背景的なものなのだからそれなりに存在していれば良かったりするのだし。
「魔術師が宝を奪い去って逃走する」とか「竜退治する」とかそんなのね。
ただ、スクウェアとエニックスのRPGタイトルには「変なお話」が多い。
それは有名所のタイトルに限らず「ルドラの秘宝」やら「ミスティックアーク」やら「天地創造」やら「フロントミッション」やら。
「哲学的」とも「メッセージ性」とも「考えさせられる」とも「ドラマ性がある」とも言える。
映像偏重の00年代暗黒時代になってもそれは変わらず、
ゲームとしてのバランスや評価は芳しくなかったが、
(逆にそれを評価する層もいたし評価は別れる点)
「シナリオ」や「世界観」や「テーマ」や「題材」のポテンシャルだけは尖っているモノばかりだったと思う。
RPGの「なににそんなに興味あるのか」1つわかった。
腹を割って話すと、
「RPGはドラマ性とゲーム性をどれだけうまく融合できるか」だと思ってる。
こんなのは21の時に論文で書いてることなんだけど、数年間にこれだけ名作たちに目を通してそれなりにプレイもしているとそう思い至った。そんな超基本に。
なんでも単純化して考えるのがラクだから。
そしてそう考えると最もハズレがないのは
「ドラマパート」と「ゲームパート」を
明確にきっちり分けられる
「コマ動かしのシミュレーションRPGスタイル」になる。
そしてそれらが「ゆるく連動」する。「有機的な繋がり」というやつで。
「ファイアーエムブレム」や「タクティクスオウガ」やこの「フロントミッション」のスタイル。
しかしこれだけでは「RPGの限界」はすぐにやってくるはずだ。
「きっちり分ける」だけでは組み合わせに限界が来るから。
たとえドラマとゲームに幾つかの種類が存在していたとしても、それぞれが独立していることが基本だ。
互いにいくらかの有機的な繋がりがあったとしても度が過ぎればそれはシミュレーションRPGではなくなる。
そうなったとき、
RPGは崩壊してしまった。
頼りなくも。
この「シミュレーションRPGという2つの独立性」という聖域を一歩外に出た時、
そして「ドラクエテンプレ」という方舟(フレームワーク)を用いない場合、
あらゆるRPGが迷ってしまった。
バランスが取れなくなってしまった。
ある者は中途半端な映画になり、
ある者は中途半端なオモチャになり、
うまく融合できなかった。
だから逆に言えば、
これを「きっちり分けずに」、
「融合しながら」遊ばせることができれば、
「無限の組み合わせ」が誕生するんじゃないか。
「だからこそ」の。
それはRPGだと思う。
そしてそれが「うまく融合」できれば
「面白いRPG」だと思う。
できなければ変なアクションゲームになるか、
変なノベルゲーになるか、
何にも成れないか。
そんな危うさがRPGのデザインには込められているんだ。
「それ」が好きで、興味がある。
だから追ってる。
そう知った。
だから奥が深くて興味があるのかもね一つには。
というか、
「ドラマ性とゲーム性がちゃんとあって、なおかつ型にはまらない自由さがある」
っていう遊びが産まれるにはほとんどここしか無いと思ってる。
「これがRPGだ」とか暑苦しく決めつけているんじゃあない。
そんなことはどうだって良いこと。
誰かが都合よく使うだけの記号で、
ある人は「ドラクエみたいなゲームだよ」と伝えるために使うし、ある人は「アクションゲームが得意じゃなくてもお話の中を冒険するゲームだよ」と伝えるためにそれを用いるから。パッケージの裏とかアドセンスの広告とかで。
一応、「役割を演じるゲーム(何かになりきって遊ぶ)」という定義は通用しうるけど、
「だからなんなのだ」と言う話で。
だって
「どんな世界観のどんなシナリオのどんな役割をどう演じて遊ぶのか?」
って話になるんだから結局は。
「役割を演じるゲーム(何かになりきって遊ぶ)」というのは憲法みたいなモノで、
それは前提絶対条件だけれど実際はもうちょっと具体的な要素がいるわけでさ。
じゃないとみんなドラクエになっていくだけだからさ。
「何かになりきって遊ぶ」という原義自体は尊重されるべき要素だけれど。
とにかくさ、
「どんな世界とシナリオの中で」=ドラマ性
「なにをするか」=ゲーム性
「この2つの素粒子の組み合わせがどれだけ多くの名作遊び(RPG)を生み出していくのか」
ってことに興味があるみたいなんだよ。
ドラマとゲームに興味があるってこと。
そしてそれを一番融合して楽しめるのが「RPG」だったってこと。
「人生という名のRPG」はそうそう楽しめたもんじゃないし、
大体「一回きり」だしさ。
ゲームもほぼやらんのにね。