ようこそRPG!!!!
※ファイナルファンタジーの話をするわけではありません
みたいな具合で持って産まれ出た「80年代国産RPG」たち。
そないなテンションで持って『RPG黄金時代・前夜』を「ドラスレ」、「ハイドライド」、「夢幻の心臓」で横断して参りましたけれども。
ここではあの「ザ・ブラックオニキス」をはじめとする前夜時代の名高い作品たちとともに、
「ドラゴンクエスト発売」に到達しようではないか。
それはドラクエ前夜の名作RPG。(基本PCのRPG)
参考・「一部抜粋版/ロールプレイングゲームサイド Vol.1 著者: ゲームサイド編集部」グーグルブックス
参考・「【ゲーム語りの基礎教養:第一回】初代ドラクエはRPGへの逆風の中に生まれた――“ドラクエ以前”の国内RPG史に見る「苦闘」の歴史」電ファミニコゲーマー さま
ファルコム諸島から
ぱのらま島
カニの呪いにかけられた日本初の本格RPG!(だとか)
流石に国産RPGの中心地であった「ファルコム諸島」である。「ぱのらま島」がまず発見されたというわけですね。日本初のRPGではなく日本初の本格RPGということで。
「本格」かどうかの違いが重要。
そして「左右には動けない」というカニの呪いがあるとか。もう驚かないけど最近はそんなことでは。
参考・「日本ファルコム初のRPG「パノラマ島」は日本初の本格的バカゲーRPG」顔面ソニーレイ+ さま
老雄-国産RPGの父か。
ザ・ブラックオニキス
ゲーム情報
RPGの開幕を告げた名作。
コチラが「国産RPG最初の大ヒット作」的な情報を入手。
それならそういうことにしていくのがこのブログの良いところ。
「はなし半分」で追っていってしまう豪腕、ソレが私です。
輸入されたRPGを研鑽し、「キャラクターを視覚化」して表現力に手を入れ、後のJRPGの礎さえ築いたという。
この時代が誇る有名タイトルである。
参考・「ザ・ブラックオニキス」ゲームカタログ@Wiki さま
参考・「勇者の塔 - FLOOR 30 『ザ・ブラックオニキス』」レトロゲームの塔 さま
そしてこの作品は「現・コーエーテクモゲームスのシブサワ・コウ仙人によるプロデュース作品」であるということだ。
「光栄(現・コーエーテクモゲームス)」は、
RPG黄金期によって沸騰していた日本ゲーム市場ではマイナーな路線にいただろうけれど、
元々は最前線を突き進んでいたのだという。
その他「コーエープロデュース作品」
ドラゴン&プリンセス
「剣と魔法の世界」というより「竜とお姫の世界」みたいなRPG界。
剣と魔法
そしたら剣と魔法がキタ。
参考・「光栄のレトロRPG「剣と魔法」とゲームバランス」顔面ソニーレイ+ さま
ダンジョン
1983年11月
PC-8801「ダンジョン」日本ソフトバンク発行 「WEEKLY SOFTBANK」にて8週連続第1位獲得
という情報だけ入手。ソフトバンクの名前まで出てくる。そういえば孫さんと襟川夫妻は初期の頃に取引があったとかどうとか。
光栄王国ご夫妻の野望
参照・「信長から乙女ゲームまで… シブサワ・コウとその妻が語るコーエー立志伝 「世界初ばかりだとユーザーに怒られた(笑)」」電ファミニコゲーマー さま
我らが「光栄(現・コーエーテクモゲームス)」は“歴史のコーエー”のみに非ず。“日本ゲーム界の先駆け”でもあったのだ。
デンキウナギの話は有名ですけれど。
コーエーによって我らが兄弟は育ったのでした。
兄は世界史の教育者になり、
弟は「ロマンシングローマ」をつくったということでよろしくお願いします。
m(_ _)m
タイトルの名作感がすごい。
ファンタジアン
イメージ画が「ロマロマ」※みたい。
※ロマロマ…メェ作RPGと名高きフリーゲーム「ロマンシングーマ」の略。爆笑必至の教養RPGとしてたまに遊ばれている。
名作たちを私物化してやりたい放題のステマ行為はこれくらいにして話を進めよう。本作は「時間制限のあるタクティカルバトル」というチャレンジングなシステムを搭載して楽しまれたというぞ。詳細はここではないどこかでどうぞ。
参考・「勇者の塔 - FLOOR 21 『ファンタジアン』」レトロゲームの塔 さま
さいごの一撃は、レトロRPG史上最高に切ない。
地球戦士ライーザ
ゲーム情報
ほぼガンダムRPGが登場!
SF(サイエンス・フィクション/空想科学的な)のRPGとは「ファンタシースター」が最初かと思ってたら、やはりすでにあったのである。
とにかくオリジナルなRPGデザインだという。
「RPG」が「=ドラクエ」になる前だからだろうか、相当に自由な設計だという。「だという」しか書いてないけどそこら辺はまあまあね。
シナリオの方もガンダムチックに戦いの熱さと虚しさを描いてくると言うからJRPGに与えた影響もありそうや。
参考・「『地球戦士ライーザ』 勇者の塔 59F」レトロゲームの塔 さま
参考・「もっと評価されるべき!歴史に埋もれたファミコンの名作「銀河の三人」の魅力を一挙紹介!」ミドルエッジ/ぐんにょり さま
FF前夜のスクウェア作
クルーズチェイサー ブラスティー
ゲーム情報
魅せるRPG(?)
本作がRPGなのかどうか、Wikipediaと検索1ページ目しか往復していない私には調べ様もないことである。だが奇跡の一冊「一部抜粋版/ロールプレイングゲームサイド Vol.1 著者: ゲームサイド編集部」にラインナップしているということで記すとしよう。
「スクウェアって、潰れそうな瀬戸際にFFが救世主になったんでしょ?」
と言うのに、「既に名作を市場に打ち出していたのか」といえば案外そうでもないらしい。
ゲーム自体の完成度はなんともかんともで、
人によってはクソゲーのそしりを免れないとかどうとか。
壁がないのに3Dダンジョンさせるという(宇宙フィールドだから)。
壁の存在があるからなんとか位置を把握していたウィザードリィユーザーだが、「そんなものはないよ」とばかりな宇宙空間を再現して迷子を量産させたと伝わる。
ただし「アニメ表現の偉業」だけは讃えられているようだ。
この作品の世界観のファンは多く、音楽も高評価で、ポテンシャルの高さはその後のスクウェア繁栄を伺わせているのやも。(ちなみにゼノシリーズのたかちゃんも本作のファンだったとかでFFのチーム入りか)
参考・「クルーズチェイサー ブラスティー」ゲームカタログ@Wiki さま
参考・「その名はスクウェア」ripgamer.web.fc2.com さま
そしてこれよりひと月後に「ドラゴンクエスト」が発売された。